自費診療とは
自費診療は、健康保険の適用外となる医療・治療プログラムです。患者さまの症状改善・早期回復・再発予防・活動復帰の質の向上を目的に、保険診療ではカバーできない治療やリハビリを、患者さまごとの目標に合わせて設計・提供します。
治療の選択肢を広げ、より高いレベルの回復・動作の再設計・スポーツや活動の継続支援につなげる診療です。
当院では、対面診療での診断・回復導線設計を前提としながら、日常生活の安心からスポーツ復帰までの動作機能の回復を重視した自費診療を提供しています。
当院の自費診療の対象となる治療・プログラム
1.PRP(多血小板血漿療法)
PRP療法は、患者さまご自身の血液から血小板を多く含む血漿(多血小板血漿)を抽出し、炎症や損傷のある部位へ投与する治療法です。
血小板に含まれる成長因子(回復を促すタンパク質)が、損傷した組織の治癒過程をサポートし、炎症のコントロールや痛みの軽減、動作機能の改善を促すことが期待できます。
当院でのPRPの活用は、
- 変形性膝関節症の痛みや炎症の改善サポート
- スポーツ動作での負荷集中による腱・靭帯・筋・関節まわりの慢性痛やスポーツ障害の回復支援
など、ひざの痛みやスポーツ障害の治療導線に組み込み、動作機能の回復と治癒の質を高めることを目的としています。
PRPは、その場で炎症や損傷を評価する対面検査(採血・レントゲン・超音波など)を前提として実施し、投与後の経過観察や復帰導線の設計までを患者さまと共有しながら進めます。
2.アスレチックリハビリテーション
アスレチックリハビリテーションは、日常生活復帰からスポーツ復帰までのために必要な動作・連動性・筋力・柔軟性・荷重バランス・着地・切り返しなどの機能を、医学的な評価と導線設計をもとに段階的に再構築するリハビリテーションプログラムです。
当院では、変形性膝関節症・スポーツ障害・骨折後・靭帯損傷後などの回復フェーズに連動させ、以下の目的で提供しています。
- 日常生活の動作の安心回復
- 階段・立位保持・歩行・しゃがみ・片脚立位などの荷重動作の安定改善
- ランニング・ジャンプ・着地・切り返し・投球・ダッシュなど、競技ごとの負荷分散と安定の動作設計
- ウォームアップ/クールダウンの指導
- Return to Play(競技復帰の導線設計)
アスレチックリハビリテーションは、「運動」そのものではなく「治癒と復帰の導線設計」まで含めた医学的な治療設計が中心であり、患者さまが動ける自信を取り戻し、再発や再受傷の不安が出ない動作設計までを一緒に進める点が特徴です。
料金・適用の考え方
- PRP療法:健康保険適用外
- アスレチックリハビリテーション:健康保険適用外
※保険診療の診察・検査・処置とは別導線で費用が発生します。
※医療券や公費負担の患者さまでも、自費プログラムの費用は別途発生します。
受診・導入の流れ
- 対面診察で症状と負荷の原因を評価
- レントゲン・超音波・採血などで炎症や損傷の状態を確認(必要な患者さまへ)
- 患者さまの復帰目標やスポーツ種目・頻度・ポジション・日常動作の負荷を確認
- 治療・リハビリの導線設計を患者さまと共有
- 必要な治療(PRP)やアスレチックリハビリテーションを組み込み、回復導線を段階設計
- 投与後・リハビリ後の経過と復帰導線の再設計を共有
当院では、自費診療で「完結させる」ことよりも、保険診療の検査や処置と組み合わせながら「治癒の質」「復帰導線の安全性」「再発・再受傷の予防設計」までを重視しています。
受診の目安・ご協力のお願い
以下の情報共有にご協力ください。
- いつから・どの動作で・どの負荷で痛むかのメモ
- スポーツ種目・ポジション・練習頻度・復帰目標
- お薬手帳・これまでの治療歴・検査歴(必要時)
- 受診後の急な悪化は救急・対面受診を優先 など
患者さまからの情報は、治癒の質と復帰導線設計の安全性を高める重要な手がかりになります。